crosstalk
2014.09.08

暮らしかた冒険家 meets

volume 2鈴木菜央×伊藤菜衣子 「OFF GRID LIFE 」対談

  • Textアサイアサミ

第三回|とにかくシンプルな暮らしをしていきたい

「わたしたち電力」の公式ウェブサイトがリニューアルをして、ウェブマガジン「OFF GRID LIFE」になりました。 わたしたち電力の“言い出しっぺ”のグリーンズ代表・鈴木菜央(以下菜央さん)と“プロデューサー”の暮らしかた冒険家・伊藤菜衣子(以下菜衣子さん)らが新創刊した「OFF GRID LIFE」。 「OFF GRID LIFE」のコンセプトは『なにかに依存する“つながり”を減らして、よい“つながり”を増やしていく』。菜衣子さんは、暮らしかたの冒険をするなかで、気がついたこと、脱原発運動のなかで生まれた違和感。この2つを丁寧にウェブとコンテンツに反映した、と言います。
みんながエネルギーを減らしたりつくったりすることから、面白いプロジェクトが誕生しています。そんな面白い実験が今日本中で行われている中、「とにかく面白くて人とつながれて、楽しいからやる」をモットーにはじまった「OFF GRID LIFE」。 オフグリッドをめぐる菜央さんと菜衣子さんの暮らしの話。今回は菜央さんのターンです。

菜央:あのー、僕のトレーラーハウスの暮らしについて説明したいんだけど。

菜衣子:語ってください(笑)

菜央:僕は「家賃を払い続けるのがバカバカしい」っていうのが第一かな。どうやったら、僕の夢のマイホームが持てるかな、って妄想したの。35年ローンを払い続ける→無理無理、現金で買う→無理無理、っていう(笑)残った選択肢は中古の家を買うか、セルフビルドやハーフビルドで建てるか、トレーラーハウスに住む、っていう。

菜衣子:そこに「トレーラーハウスに住む」って入るんだ(笑)

菜央:なにより、今賃貸で暮らしている集落がめちゃくちゃ良いの。人が。この集落を離れたくなくて、中古を探したけれど中古物件がないのね。それか、農家か悲しいくらい細分化された分譲地しか残ってなかった。農家は農地付きだから農家じゃないから無理だし、せっかく美しい風景の田舎なのに悲しい感じの分譲宅地でこれはありえない。それで、土地買ってトレーラーハウスに住むしかないな、と。
それと、とにかくシンプルな暮らしをしていきたい、とも考えていて。それと家を買うタイミングと重なった。

そこでやっぱりタイニー(小さい)ハウスとして、トレーラーハウスしかないんじゃないかな、と。
アメリカで今ものすごく注目をあつめてるタイニーハウスムーブメント(小さい家に住むムーブメント)をみて、『小さい家に手を入れながら住むってすごくいいな』って。
とにかくモノを一気に減らして、吟味して、自分の大好きなものだけに囲まれて生きていく。

タイニーハウス1

タイニーハウス2

狭いから自動的に光熱費も安くなるし、ちっちゃいってことは、ちょっとしたリノベで効果が高い。メンテもしやすいし、掃除もしやすい。
タイニーハウス、いいな、いいなーって言っていたら、千葉に住んでいる友だちが「うち、住んでたタイニーハウス売りに出すよ」って訊いて、見に行ったものすごいいい感じなの。
でも僕は決断できず、うじうじしていたら、妻が『早く買えよ』と僕の背中を蹴っ飛ばしてですね、購入することになった。
ということで、土地を現金で買い、トレーラーハウスをオートローンで買いました。車輪ついているからオートローン(笑)。
借金も心配事も小さくして、楽しさや家族との時間は大きくして暮らしていきたい。それが実現したね。

つづく